御当地ナンバー(読み)ゴトウチナンバー

デジタル大辞泉 「御当地ナンバー」の意味・読み・例文・類語

ごとうち‐ナンバー〔ゴタウチ‐〕【御当地ナンバー】

国土交通省が管理する「新たな地域名表示ナンバー」の通称自動車ナンバープレートに表示される地名について、登録台数が10万台を超えている、住民要望があるなどの条件を満たした場合に、新しい地域名を導入する制度。平成18年(2006)より開始
[補説]従来の地名表示は運輸支局・自動車検査登録事務所の名称と決められていたが、地域振興などの観点からその規制を緩和したもの。

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知恵蔵 「御当地ナンバー」の解説

ご当地ナンバー

自動車のナンバープレートを使って地域振興を求める自治体からの要望を受け、2006年度から全国18地域で導入された(「つくば」は07年2月導入)。20地域が手を挙げたが、(1)全国的に知られた地域名、(2)地元の合意がある、(3)都道府県をまたがない隣接市町村、(4)合計の登録台数が10万台を超えている、などの条件があり、「奄美」(鹿児島県)は台数が足りず、「富士山」は山梨県と静岡県にまたがったことから導入が見送られた。国際空港を抱える成田(千葉県)は導入が認められたが、ローマ字での表記は受け入れられなかった。車のナンバーの地域名は、国土交通省が管轄する自動車検査登録事務所の所在地で、府県名や、その地域の中心都市名がほとんどだ。全国を走り回る車のナンバーを「動く広告塔」と捉えた観光地を中心とした各自治体は、地域振興や知名度向上を目指して導入を求めてきた。車を買い替えなくても、ナンバーだけの交換も認められる。発端は、1994年に神奈川県で誕生した湘南ナンバー。平塚市に湘南自動車検査登録事務所が新設されたために生まれた新ナンバーだったが、湘南の持つイメージから、全国から取得希望者が相次いだ。

(平栗大地 朝日新聞記者 / 松村北斗 朝日新聞記者 / 2007年)

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知恵蔵mini 「御当地ナンバー」の解説

ご当地ナンバー

国土交通省の「新たな地域名表示ナンバープレート」制度の通称。陸運部門運輸支局・自動車検査登録事務所の所在地以外の地域でも、自動車のナンバープレートに独自の地域名を登録できる制度。地域や観光の振興を目的に、2006年に開始。08年までに全国19地域で導入され、会津、富士山、倉敷などの地域名が登録されている。13年には平泉、世田谷、奄美など新たに10の導入地域が発表され、14年から順次導入される予定となっている。

(2013-8-6)

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