さばす

精選版 日本国語大辞典 「さばす」の意味・読み・例文・類語

さば・す

〘他サ四〙 (「寂びる」「錆びる」が他動詞化したもの)
浄瑠璃・大磯虎稚物語(1694頃)馬揃へ「かな地のあぶみぬりさばし」
② 錆(さび)を生じさせる。さびつかせる。
六波羅殿御家訓(13C中)第三〇条「大方弓箭取る者の、大刀かたなをさばす事なかれ」
③ わざと古さを出す。渋いおもむきを表わす。
※俳諧・鷹筑波(1638)四「あまり翁のさばすさびしさ 只一つ鮎を肴のきくのさけ〈重友〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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