さもさも

精選版 日本国語大辞典 「さもさも」の意味・読み・例文・類語

さも‐さも

  1. 〘 副詞 〙 副詞「さも(然━)」を強めたいい方。いかにもいかにも。まったくのところ。
    1. [初出の実例]「沙魚売、福寿草売などが来て、さもさも元日めいた心もちだっけが」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)四)
    2. 「さもさも苦々しさうに口の中で『馬鹿奴…』と言った」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android