さり(読み)サリ

デジタル大辞泉 「さり」の意味・読み・例文・類語

さ◦り

[連語]副助詞「し」に動詞「あり」の付いた「しあり」の音変化》まさに…がある。まさに…である。
大君みことに―◦れば父母斎瓮いはひへと置きてゐ出来にしを」〈・四三九三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「さり」の意味・読み・例文・類語

さ・り

連語〙 (副助詞「し」に動詞「あり」の付いた「しあり」の変化したもの) 「あり」を強調して表わす。まさに…である。
万葉(8C後)二〇・四三九三「大君の命に作例波(サレバ)父母を斎瓮(いはひへ)と置きてまゐで来にしを」

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