さるからに

精選版 日本国語大辞典 「さるからに」の意味・読み・例文・類語

さるから に

先行事柄を受けながら、新しく説き起こす時に用いる。そうこうするうちに。こうして。
読本椿説弓張月(1807‐11)後「大船一艘を准備(こころがまへ)してよろづのこるかたなくぞ見えし。さるからに、春も徒にくれて、四月上旬(はじめ)になりにけれと」
② =さるから
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一「人民性行の集れるもの、結菓成就して、律法となり、政事となることなり、さるからに、人民と、政事とは、その善悪の位価は同等にして優劣なきことなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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