デジタル大辞泉
「ざあ」の意味・読み・例文・類語
ざあ
[連語]《打消しの助動詞「ず」の連用形に係助詞「は」の付いた「ずは」の音変化》…なければ。…ないと。現代では多く、下に「まい」を伴って用いられる。「行かざあなるまい」
「知ら―言って聞かせやせう」〈伎・青砥稿〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ざあ
(打消の助動詞「ず」に係助詞「は」の付いた「ずは」の変化したもの) …なければ。
※
洒落本・
辰巳之園(1770)「あの子が気にいらざア、外の子でもお呼なんし」
ざあ
〘副〙 (多く「と」を伴って用いる) 雨が突然激しく降り出す音、また、水が瞬間的に勢いよく流れる音を表わす語。
※思出の記(1900‐01)〈
徳富蘆花〉九「雨がざあと降り出したので」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報