ざんざら笠(読み)ザンザラガサ

デジタル大辞泉 「ざんざら笠」の意味・読み・例文・類語

ざんざら‐がさ【ざんざら×笠】

編み上げたすげ末端を切りそろえずに笠の頂部に出す菅笠江戸時代宿駅馬子駕籠かごかきなどが用いた。また、頂部に造花を挿して祭礼にもかぶった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ざんざら笠」の意味・読み・例文・類語

ざんざら‐がさ【ざんざら笠】

〘名〙 菅笠(すげがさ)一種。編みあげた菅の末を切りそろえないでそのまま頂に出したもの。宿駅の馬子、かごかきなどが用いた。また、頂に造花をさして祭礼笠としても用いた。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android