しかるべき

精選版 日本国語大辞典 「しかるべき」の意味・読み・例文・類語

しかる‐べき

連語〙 (動詞「しかり(然有)」の連体形「しかる」に助動詞「べし」の連体形「べき」の付いたもの)
② (現代語で、連体詞的に用いる) 適当な。ふさわしい。相当な。
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉下「大臣やら、局長やら、然(シカ)るべき処を頼みにあるきながら」
③ (現代語で、「…てしかるべき」の形で用いる) 当然な。当たり前な。
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「彼等から一言挨拶は有っても可然(シカルベキ)のである」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android