しけこむ

精選版 日本国語大辞典 「しけこむ」の意味・読み・例文・類語

しけ‐こ・む

〘自マ五(四)〙
① こっそりはいり込む。遊郭料理屋などにはいり込む。また、男女がいっしょに泊る。
※俳諧・伊勢踊(1668)三「耳の穴にしけ込蝉の時雨哉〈友仁〉」
社会百面相(1902)〈内田魯庵投機帰途(かへり)に待合へしけ込むなんぞは」
② 金がないために家でじっとしている。
日本人へそ(1969)〈井上ひさし一幕「車を買ってマイホームにしけこむ野郎と、おめェのように出世を諦めねェ野郎」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android