しなざかる

精選版 日本国語大辞典 「しなざかる」の意味・読み・例文・類語

しな‐ざかる

  1. 国名の「越(こし)」にかかる。意義や、かかり方は未詳。「しな」は階や級、品などの意、「さかる」は離れる意で、幾山坂を越えて遠く離れたの意か。一説に、品格が落ちて上下の差の大きいいなかの意とする説もある。
    1. [初出の実例]「大君の 任(まけ)のまにまに 之奈射加流(シナザカル)(こし)を治めに」(出典:万葉集(8C後)一七・三九六九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android