しらり

精選版 日本国語大辞典 「しらり」の意味・読み・例文・類語

しらり

〘副〙 (「しらむ(白)」から出た語。多く「と」を伴って用いる)
① 白く光るさま、また、夜が明けて空がしらんでくるさまを表わす語。
宗湛日記‐天正一五年(1587)一〇月二二日「さほひめ大壺は〈略〉上薬は薄く、しらりと青め也」
浮世草子世間胸算用(1692)三「夜はしらりと明ける」
② 知らないふりをするさまを表わす語。
※俳諧・懐子(1660)七「しらじらししらりとうそや月の雪〈吉治〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android