じくつく

精選版 日本国語大辞典 「じくつく」の意味・読み・例文・類語

じく‐つ・く

〘自カ四〙 (「つく」は接尾語)
① 物やおできなどが、じくじくする。たっぷり湿りけを帯びる。湿ってじめじめする。
※俳諧・独吟一日千句(1675)第九「朝日をうけよ畳しくつく 呑程に後には鍋を何国へか」
② 道などが、ぬかる。
※菊池俗言考(1854)「じくつく 汁組(しゅるぐみ)たる道を踏ばじくじく埿(ひち)の音する也。つくは詞なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android