じんわり(読み)ジンワリ

デジタル大辞泉 「じんわり」の意味・読み・例文・類語

じんわり

[副]
物事がゆっくりと少しずつ進行していくさま。「感謝の念がじんわり(と)湧き起こる」
汗や涙などが徐々ににじみ出てくるさま。「じんわり(と)目に涙が浮かぶ」
[類語]じわじわじわりじりじりずるずる小刻み小出しなし崩し

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「じんわり」の意味・読み・例文・類語

じんわり

〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 物事がゆっくりと少しずつ進んでゆくさまを表わす語。
※竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生とその兄弟「おちついた友愛が、匂ふ如くじんわりとあたたかくかよふのを」
② 汗や涙などが、徐々にしみ出してくるさまを表わす語。
※或る女(1919)〈有島武郎〉前「葉子の胸から背にかけたあたりは汗がじんわり滲み出たらしく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android