すかなし(読み)スカナシ

デジタル大辞泉 「すかなし」の意味・読み・例文・類語

すか‐な・し

[形ク]心が晴れ晴れとしない。憂鬱だ。
「心にはゆるふことなく須加の山―・くのみや恋ひ渡りなむ」〈・四〇一五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「すかなし」の意味・読み・例文・類語

すか‐な・し

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 ( 後世「すがなし」とも ) 心が楽しまない。憂鬱である。おもしろくない。気がかりに思う。
    1. [初出の実例]「菅の根の 須加名(スカナ) 須加名支(スカナキ)ことを 我は聞く 我は聞くかな」(出典催馬楽(7C後‐8C)葦垣)

すかなしの派生語

すかな‐が・る
  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙

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