すさみ

改訂新版 世界大百科事典 「すさみ」の意味・わかりやすい解説

すさみ[町]

和歌山県南部,西牟婁(にしむろ)郡の町。人口4730(2010)。紀伊山地南端の山地が紀伊水道に面した海岸に迫り,低地に乏しい。中央を流れる周参見(すさみ)川と海岸段丘上に小集落が点在し,河口左岸に中心集落の周参見がある。山間部では農林業,沿岸部では農業と水産業を基幹産業とし,温暖な気候を利用したレタス,花卉の栽培が盛ん。漁業は一本釣りが主で,五島列島伊豆半島まで出漁する。周参見川河口には製材業が立地する。小湾と海食崖が発達した海岸一帯は熊野枯木灘県立自然公園に指定され,稲積島江須崎には天然記念物の暖地性植物群落がある。海岸線に沿ってJR紀勢本線と国道42号線が通る。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「すさみ」の解説

すさみ

和歌山県西牟婁郡すさみ町にある道の駅。国道42号に沿う。すさみ町立エビとカニ水族館がある。

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