すべり摩擦(読み)すべりまさつ

百科事典マイペディア 「すべり摩擦」の意味・わかりやすい解説

すべり摩擦【すべりまさつ】

物体が他の物体の表面をころがることなくすべっていくとき,その界面に働く運動を阻止しようとする抵抗力動摩擦一つで,その大きさは接触面の面積大小に無関係で,接触面に垂直な力だけに比例し,すべりの速度にも関係しない。→摩擦係数摩擦の法則
→関連項目ころころがり摩擦潤滑摩擦

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のすべり摩擦の言及

【摩擦】より

…この力を摩擦力というが,摩擦力を摩擦と略称することもある。運動がすべりの場合をすべり摩擦,ころがりの場合をころがり摩擦と呼び,単に摩擦といえばふつうは前者を指す。摩擦によって,力学的エネルギーが熱エネルギーに変換されるため,同様の変換が固体内部で行われる現象を内部摩擦というが,本項で述べる摩擦とは別の現象である。…

※「すべり摩擦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android