せつい(読み)セツイ

デジタル大辞泉 「せつい」の意味・読み・例文・類語

せつ・い

[形]近世語》せつない。つらい。
「―・いお前のお心入れ」〈浄・寿の門松

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精選版 日本国語大辞典 「せつい」の意味・読み・例文・類語

せつ・い

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 せつない。つらい。苦しい。
    1. [初出の実例]「学文の窓は洞にぞ成にける〈吉重〉 一重羽織でせつひ町医者〈西重〉」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第二〇)
    2. 「本にこんな時は色男も、よっぽとせついよと」(出典:洒落本・契情実之巻後編(1804)後)

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普及版 字通 「せつい」の読み・字形・画数・意味

衣】せつい

ふだん着。〔礼記、喪大記〕疾、(へい)(重篤)なるときは、外(はら)ふ。~北(ほくいう)の下(もと)に東首し、牀を廢し(地上におき)、衣を徹し、新衣を加ふ。~男女を改め、(くわう)(新綿)を(鼻に)屬(つ)けて以て氣を俟(ま)つ。

字通」の項目を見る


意】せつい

心にかける。〔晋書、謝安伝〕安、土山に於て墅(しよ)を營む。樓林竹甚だんに、~肴饌(かうせん)にも亦た(しばしば)百金を費やす。世頗(すこ)ぶる此れを以て(そし)るも、安、殊に以て(かへり)みず

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