せめてもの

精選版 日本国語大辞典 「せめてもの」の意味・読み・例文・類語

せめて もの

不満は残るが、いまのところはこれで精いっぱいの。これ以下には下げたくない、最低限の。不十分ではあるが、これで満足しておくべき。
愚管抄(1220)六「御約束変改の議にはあらず、せめてものことにて有りけるを」
金毘羅(1909)〈森鴎外〉「責めてもの心遣であった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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