たりふし(読み)タリフシ

デジタル大辞泉 「たりふし」の意味・読み・例文・類語

たり‐ふし

[副]《頭を垂れ伏して、の意か》ねんごろに。
法皇御事を―申されければ」〈平家・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「たりふし」の意味・読み・例文・類語

たり‐ふし

  1. 〘 副詞 〙 ( 「垂り臥し」すなわち、「頭を低く垂れ臥して」の意という ) ねんごろに。せつに。懇々と。
    1. [初出の実例]「前右大将宗盛卿、法皇の御事をたりふし申されければ」(出典:平家物語(13C前)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android