だだちゃ豆(読み)ダダチャマメ

デジタル大辞泉 「だだちゃ豆」の意味・読み・例文・類語

だだちゃ‐まめ【だだちゃ豆】

《「だだちゃ」は山形県庄内地方方言で「おやじ」の意》山形県鶴岡地方特産の枝豆。独特の風味がある。8月旧盆の頃から収穫

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「だだちゃ豆」の解説

だだちゃ豆[豆類]
だだちゃまめ

東北地方、山形県の地域ブランド。
鶴岡周辺の限られた地域で江戸時代から大切に守り生産されてきた枝豆の在来種。莢が茶毛でくびれも深いため見た目は悪いが、うまみ成分であるアミノ酸の一種アラニンが、ふつうの枝豆より多く含まれており、独特の甘みと風味がある。栗のようにホクホクした食感で、口のなかにうまみが広がる。生産地や生産量が限られるため稀少価値があり、人気をよんでいる。だだちゃとは、庄内地方の方言で父さんの意。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「だだちゃ豆」の解説

だだちゃ豆

山形県庄内地方で生産されるエダマメ。さやの毛は茶色く、くびれが深い。一般のエダマメに比較して風味がよく、糖分やアミノ酸の含有率が高い。江戸時代の末にはすでに原種が栽培されていたと考えられている。

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