だら幹(読み)ダラカン

デジタル大辞泉 「だら幹」の意味・読み・例文・類語

だら‐かん【だら幹】

《堕落した幹部の意》自己地位を利用して私の利益をはかる指導者。特に、労働運動で、資本家と妥協して私利をはかり、運動を不利に導く指導者をいう。
「それには内部の―の力に待つところが多いのである」〈武田日本三文オペラ

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精選版 日本国語大辞典 「だら幹」の意味・読み・例文・類語

だら‐かん【だら幹】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「堕落した幹部」の意 ) 労働組合政党などで、指導者としての地位を利用して私利をむさぼったり、利益にならない交渉などをとりつけてしまったりする節操のない幹部。
    1. [初出の実例]「『海事協同会』の海員組合以上のダラ幹振りに対する積極的な働きかけ」(出典:ガトフ・フセグダア(1928)〈岩藤雪夫〉二)

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