ちいさな企業成長本部(読み)ちいさなきぎょうせいちょうほんぶ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ちいさな企業成長本部」の意味・わかりやすい解説

ちいさな企業成長本部
ちいさなきぎょうせいちょうほんぶ

中小企業・小規模事業者(零細企業)を支援する政策を効果的に実行するために、中小企業庁が2013年(平成25)2月に設置した組織。正式な表記は「“ちいさな企業”成長本部」で、民主党政権時の「“ちいさな企業”未来会議」を格上げしたものである。経済産業大臣が本部長を務める。2月から全国21か所で、中小企業・小規模事業者と支援機関である自治体関係者などを集めた地方会議を開催。その場で提出された要望などを集約した形で、同年6月に「行動計画」をまとめた。行動計画には、中小企業・小規模事業者、支援機関、国それぞれが、地域リソースの活用、新陳代謝の活発化、成長分野への参入、海外展開の観点から、今後の具体的な取り組みを行うと定められている。行動計画を確実に実行するため、7月以降も全国各地でフォローアップのための会合を継続的に行っている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android