ちぎれ雲(読み)ちぎれぐも

精選版 日本国語大辞典 「ちぎれ雲」の意味・読み・例文・類語

ちぎれ‐ぐも【ちぎれ雲】

〘名〙 ちぎれて浮かんでいる雲。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙一一「居残った断雲(チギレグモ)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ちぎれ雲」の意味・わかりやすい解説

ちぎれ雲
ちぎれぐも

雲の国際分類表のなかの付随雲の一つ積乱雲底面近くに、または底面に接触して、紙をちぎったようなぎざぎざした輪郭の雲が発生する。高層雲乱層雲積雲の底面近くに発生することもある。雲底近くの気流が乱れており、それに伴う上昇気流部分に雲が発生したものである。

[木村龍治]

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百科事典マイペディア 「ちぎれ雲」の意味・わかりやすい解説

ちぎれ雲【ちぎれぐも】

層雲もしくは積雲からひきさかれ小片の形をして現れる雲。おもに下層雲の場合についていう。片積雲片乱雲など。

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世界大百科事典(旧版)内のちぎれ雲の言及

【雲】より

…おもに積乱雲や積雲の上部にくっついたり,雲頂の少し上方に離れて現れることがある。 ちぎれ雲ぼろぼろの断片状の雲で,他の雲に付随して現れる。高層雲,乱層雲,積雲,積乱雲の下に離れて現れるが,ときにはくっついて現れることがある。…

※「ちぎれ雲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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