ちゃあふう

精選版 日本国語大辞典 「ちゃあふう」の意味・読み・例文・類語

ちゃあふう

〘名〙 (形動)
① 無駄になくしてしまうこと。台なし。また、そのさま。めちゃめちゃ。
洒落本・多佳余宇辞(1780)「初買そうそうに、はつはつしく、壱年中の口が落らアゑ、静海浪を九十六文、ちゃアふうにさせるのか」
落紅(1899)〈内田魯庵〉一「七処借(ななとこがり)をした運動費の小百円もチャーフーにして到頭取られっちまった」
② 人をばかにするさま。
※雑俳・川柳評万句合‐明和元(1764)梅三「宇佐の神ちゃあふうにした歌をよみ」
③ やめにしたこと。おしまいにすること。
滑稽本・小野譃字尽(1806)妄書かなづかひ「ちゃあふう やめにした事をいふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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