ちゃかす

精選版 日本国語大辞典 「ちゃかす」の意味・読み・例文・類語

ちゃ‐か・す

〘他サ五(四)〙 (「茶化す」はあて字)
① ごまかす。ちょろまかす。いっぱいくわせる。
※浄瑠璃・卯月の紅葉(1706頃)上「十貫目といふ敷銀を、あの女めにちゃかさりょかと、涙がこぼれて口惜しいはいなふ」
冗談のようにしてしまう。はぐらかす。からかう。愚弄(ぐろう)する。
※談義本・根無草(1763‐69)後「まだに戯家(たわけ)やまぬかして、動(ややもすれ)ば石芋(くはずのいも)石蛤(くはずのかい)で人をちゃかし」
虞美人草(1907)〈夏目漱石一六「そんな茶化(チャカ)したって、誰が云ふもんですか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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