デジタル大辞泉 「ちゃんちゃんこ」の意味・読み・例文・類語 ちゃんちゃん‐こ 袖なし羽織。綿入れが多い。袖なし。ちゃんちゃん。《季 冬》「柔かき黄の―身に合ひて/素十」[類語]上着・ブレザー・ジャケット・ブラウス・ジャンパー・ブルゾン・セーター・カーディガン・ガウン・羽織・半纏・上っ張り 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ちゃんちゃんこ」の意味・読み・例文・類語 ちゃんちゃん‐こ 〘 名詞 〙 袖なしの羽織。多くは綿を入れたもの。ちゃんちゃん。ちゃんこ。《 季語・冬 》[初出の実例]「しかもそれが赤いちゃんちゃんこを着てゐる」(出典:追儺(1909)〈森鴎外〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「ちゃんちゃんこ」の意味・わかりやすい解説 ちゃんちゃんこ 袖無羽織で,〈ちゃんちゃん〉〈でんち〉〈さるこ〉などともいう。名は江戸時代,鉦を叩き飴を売り歩いた清国人の服装に由来するという。ちりめん,綸子(りんず),紬,木綿などで綿入れや袷(あわせ)仕立てにした防寒着で,裾までの襟と襠(まち),共紐をつける。袖がないため着脱に便利で動きやすく,寒い地方では労働用の防寒着として,はんてんふうの折り返らない襟に仕立てる。幼児用には丸い襟ぐりで被布襟をつけたものもある。→手無執筆者:山下 悦子 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報