ちょろ船(読み)ちょろぶね

改訂新版 世界大百科事典 「ちょろ船」の意味・わかりやすい解説

ちょろ船 (ちょろぶね)

瀬戸内海を中心に,西は北九州から東は紀伊半島東海道東京湾各地で使われていた小型の和船。長さ7m,肩幅1.2m程度のもので,船首が箱造になった,2挺櫓の軽快な船であったというところが多い。江戸では町奉行所巡邏(じゆんら)船としても利用され,瀬戸内海の木江(きのえ)港では女が停泊中の船に乗り込むのにも使っていた。〈ちょろ〉とは形の小さいことを意味することばであるという。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 石塚 尊俊

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む