てんぐ(天狗)巣病(読み)てんぐすびょう

百科事典マイペディア 「てんぐ(天狗)巣病」の意味・わかりやすい解説

てんぐ(天狗)巣病【てんぐすびょう】

植物病の一種樹木などの枝や葉が異常に密生し,枝の基部が多少肥大する症状を示す。高木に発生すると鳥の巣状に見える。病原菌サクラなどでは子嚢(しのう)菌類アスナロモミなどでは担子菌類の銹(さび)病菌である。また,ウイルスによるジャガイモなどのてんぐ巣病もある。菌類によるてんぐ巣病では胞子飛散伝染し,菌糸で越年するので,病枝を切り取って伝染を防ぐ。

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