デジタル大辞泉
「とし」の意味・読み・例文・類語
と‐し
[連語]《格助詞「と」+副助詞「し」》「と」を強めていう語。「生きとし生けるもの」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
と‐し
[1] (格助詞「と」または
断定の
助動詞「たり」の
連用形の「と」に副助詞「し」の付いたもの) 「と」を強調して表わす。
※
万葉(8C後)四・四八九「風をだに恋ふるはともし風をだに来む
登時(トシ)待たば何か嘆かむ」
[2] (完了の助動詞「つ」の連用形「て」に
過去の助動詞「き」の
連体形「し」の付いた「てし」にあたる上代東国方言) …てしまった。
※万葉(8C後)二〇・四三九〇「
群玉のくるにくぎさしかため等之
(トシ)妹が心は揺
(あよ)くなめかも」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「とし」の読み・字形・画数・意味
【糸】とし
【糸】とし
【肆】とし
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報