とどろとどろ

精選版 日本国語大辞典 「とどろとどろ」の意味・読み・例文・類語

とどろ‐とどろ

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① とどろき響く音やそのさまを表わす語。特に、板敷を踏み鳴らす音、雷の激しく鳴り響く音などにいう。
※催馬楽(7C後‐8C)朝津「朝津の橋の 止止呂止止呂止(トトロトトロト) 降りし雨の 古(ふ)りにし我を」
※虎寛本狂言・靫猿(室町末‐近世初)「とどろとどろと鳴神も、ここは桑原よも落じ」
② 弱々しく倒れそうに歩くさまを表わす語。
日葡辞書(1603‐04)「Todoro(トドロ) todoroto(トドロト)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android