と・ト(読み)と

精選版 日本国語大辞典 「と・ト」の意味・読み・例文・類語

と【と・ト】

〘名〙 五十音図の第四行第五段(タ行オ段)に置かれ、五十音順で第二十位のかな。いろは順では第七位で、「へ」のあと「ち」の前に位置する。現代標準語の音韻では、舌先と上の歯茎との間で調音される無声破裂音 t と母音 o との結合した音節 to にあたり、これを清音の「と」という。これに対して、「と」に濁点をつけた「ど」は、同じ調音点における有声破裂音 d と母音 o との結合した音節 do にあてられ、これを「と」の濁音という。「と」の字形は「止」の草体から出たもの、「ト」の字形は同じく「止」の初二画をとったものである。ローマ字では、清音に to、濁音に do をあてる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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