と声(読み)とごえ

精選版 日本国語大辞典 「と声」の意味・読み・例文・類語

と‐ごえ‥ごゑ【と声】

  1. 〘 名詞 〙 語義未詳。「鋭声」で鋭く強い声か。
    1. [初出の実例]「よそ耳に鹿のとごゑを聞きしより秋は悲しきものと知りにき」(出典:為相本曾丹集(11C初か))

と声の補助注記

曾丹集」の用例は、「とほこゑ(遠声)」の略〔松屋筆記一八一八‐四五頃)〕、「とこゑ(外声=戸外で鳴く声)」、「とこごゑ(常声=いつも変わらぬ声)」の略とする説などがある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android