どう掏摸(読み)ドウズリ

デジタル大辞泉 「どう掏摸」の意味・読み・例文・類語

どう‐ずり【どう掏摸】

《「どう」は強意接頭語すり盗人をののしっていう語。また、人をののしっていう語。
「女房子供の身の皮はぎ、その金でおやま狂ひ、いけ―め」〈浄・天の網島

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精選版 日本国語大辞典 「どう掏摸」の意味・読み・例文・類語

どう‐ずり【どう掏摸】

〘名〙 (「どう」は接頭語) すり盗人をののしっていう語。転じて、他人にも用いる。いけどうずり。
浄瑠璃曾根崎心中(1703)「そこな九平次のどうずりめ」

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