デジタル大辞泉 「ならむ」の意味・読み・例文・類語 なら◦む [連語]《断定の助動詞「なり」の未然形+推量の助動詞「む(ん)」》1 断定的な推量の意を表す。…であろう。…だろう。「うれしとや思ふと告げ聞かする―◦む」〈枕・八〉2 仮定の事柄や想像した事柄などを表す。…であるような。…のような。「同じ心―◦ん人と、しめやかに物語して」〈徒然・一二〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ならむ」の意味・読み・例文・類語 なら‐・む (断定の助動詞「なり」の未然形に推量の助動詞「む(ん)」の付いたもの)① 断定的な推量の意を表わす。…だろう。…なのだろう。※竹取(9C末‐10C初)「是やわがもとむる山ならむと思ひて」② (連体形の用法) 仮定の事柄、想像した事柄を表わす。…であるような。※源氏(1001‐14頃)若菜上「へだつとはなけれど、あはあはしきやうならんは、人のほどかたじけなし」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報