にけらし

精選版 日本国語大辞典 「にけらし」の意味・読み・例文・類語

に‐け・らし

  1. ( 完了の助動詞「ぬ」の連用形に過去推量を表わす「けらし」の付いたもの ) 完了している事態についての推量を表わす。…してしまったようだ。…してしまったらしい。
    1. [初出の実例]「桜田へ鶴(たづ)鳴き渡る年魚市潟(あゆちがた)潮干二家良之(ニケラシ)鶴鳴き渡る」(出典万葉集(8C後)三・二七一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android