ねんざ(捻挫)(読み)ねんざ(英語表記)Distorsion, Sprain

家庭医学館 「ねんざ(捻挫)」の解説

ねんざ【ねんざ(捻挫) Distorsion, Sprain】

[どんな病気か]
 関節が、本来動ける範囲を超えて曲げられたり、伸ばされたりしたとき、関節を支えている組織である靱帯じんたい)や関節包(かんせつほう)などに損傷がおこった状態がねんざです。
 一度、脱臼(だっきゅう)(「脱臼」)して、関節がもどった状態ともいえます。
[症状]
 損傷がおこった部位が腫(は)れ、圧痛(あっつう)(軽く押しても痛む)があります。
 ときに内出血(ないしゅっけつ)がおこり、しばらくしてから、関節周辺の腫れた部分が紫色になることがあります。
 痛みは、ねんざしたときと同じ方向に関節を動かすと強まります。
[治療]
 患部をICE(アイス)(冷却圧迫挙上(きょじょう)(「打撲(打ち身)」))するとともに、関節を固定します。
 症状が強いときは、骨折や脱臼の可能性もありますから、早めに整形外科を受診して、鑑別してもらいましょう。

出典 小学館家庭医学館について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android