のた打(読み)のたうつ

精選版 日本国語大辞典 「のた打」の意味・読み・例文・類語

のた‐う・つ【のた打】

〘自タ五(四)〙 (「ぬたうつ」の変化した語)
① 苦しみもがく。苦痛にころげまわる。のたを打つ。精神的な苦痛にも用いる。のたくる。
浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)下「剃刀の柄迄ぐっと一刀つかれて、うんとのりかへりのたうつ藍(あい)の虫の息」
② (比喩的に) 波が激しく押し寄せる。また、大地地割れが広がる。

のた‐うち【のた打】

〘名〙 田植の時に早乙女どうしが泥のついた苗を打ちつけたりする風習徳島県でいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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