のの(読み)ノノ

デジタル大辞泉 「のの」の意味・読み・例文・類語

のの

神仏・日月など、尊ぶべきものをさしていう幼児語。ののさま。
わきまへ知らぬ稚子が、かんかんが鳴る、―参ろ、と仏頼むも」〈浄・小野道風青柳硯

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「のの」の意味・読み・例文・類語

のの

  1. 〘 名詞 〙 幼児語。神・仏や日・月など、すべて尊ぶべきものをいう語。のんのん。
    1. [初出の実例]「みどり子のののとゆびさし見る月や教へのままの仏成らん」(出典:狂歌・堀河百首題狂歌集(1671)秋)
    2. 「仏(ノノ)参ろ、と仏(ほとけ)頼むも」(出典:浄瑠璃・小野道風青柳硯(1754)三)

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