はくちょう座61番星(読み)はくちょうざろくじゅういちばんせい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「はくちょう座61番星」の意味・わかりやすい解説

はくちょう座61番星
はくちょうざろくじゅういちばんせい

61Cygni 太陽系からの距離約 11光年にある最近星の一つ。 1838年ドイツの F.ベッセルにより最初視差が測定された恒星の一つである。黄色の実視連星 (5.2等と 6.0等) で,公転周期は約 700年。 1943年その軌道のゆがみから,両星の一方木星の 16倍程度の質量をもつ惑星周期約5年で回っていることが推測され,太陽系外に発見された最初の惑星系をもつ恒星として知られる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android