ぱたん(読み)パタン

デジタル大辞泉 「ぱたん」の意味・読み・例文・類語

ぱたん

[副]ばたん」よりやや軽い感じの音を表す語。「ぱたんと本を置く」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぱたん」の意味・読み・例文・類語

ぱたん

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる。「ばたん」よりやや軽い感じを表わす)
① =ぱたり
恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一三「大儀さうに上草履を曳摩(ひきず)りながら、(パタンパタン)と裏階子(うらはしご)を登って来る」
② =ぱたり
野心(1902)〈永井荷風〉二「彼はパタン帳面を閉(ふ)せると共に鋭(けは)しい目容(まなざし)をしたが」
③ =ぱたり
※寄席風俗‐この二三日のこと(1936)〈正岡容〉「声をつかふ商売の人たちには調子をやると云ってときどきパタンと声のでなくなってしまふときがあるのですが」

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