びいびい(読み)ビイビイ

デジタル大辞泉 「びいびい」の意味・読み・例文・類語

びい‐びい

[副]
低く濁った音を表す語。「強風電線びいびい(と)鳴る」
幼児などが大声をあげて泣くさま。また、その声を表す語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「びいびい」の意味・読み・例文・類語

びい‐びい

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある) 雑音の混じったにぶい唸(うな)りを表わす語。笛の音、鳥・虫などの鳴き声、幼児のぐずって泣く声など。「ひいひい」よりにぶく、不快感を伴う音にいう。
※銀の匙(1913‐15)〈中勘助〉後「びいびいといやらしい紙うなりを鳴らしながら」
[2] 〘名〙
① 帯をいう幼児語
少女のこと。
滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)六「コリャびいびい(〈注〉少女)、あんにゃさアどこへいぎをった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android