ぴいん

精選版 日本国語大辞典 「ぴいん」の意味・読み・例文・類語

ぴいん

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 細く、鋭く、張りのある感じ、また、そういう感じの音を表わす語。
真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉九七「相撲取が一生懸命に呶鳴る声だから木霊致してピーンと山間に響きました」
② 勢いよく、まっすぐに張りきっているさま、力が満ち満ちて、引きしまって張りのあるさまを表わす語。
火事の夜まで(1923)〈今野賢三〉「手足の冷たさが、あたまのしんまでぴいんと突き透るやうな気がする」
③ 直感するさま、はっきりと手ごたえの感じられるさまを表わす語。
※昭和孝子伝(1936)〈獅子文六〉二「妾(わたし)それを聞いて、ピーンと第六感にきたわ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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