ふがふが(読み)フガフガ

デジタル大辞泉 「ふがふが」の意味・読み・例文・類語

ふが‐ふが

[副](スル)鼻や口から息が漏れて、言っていることがわからないさま。「ふがふがして聞きとれない」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ふがふが」の意味・読み・例文・類語

ふが‐ふが

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙
    1. 口や鼻から空気がもれ、話すことがきわめて聞き取りにくいさまを表わす語。ふぎゃふぎゃ。
      1. [初出の実例]「下の宿の野良七に、鼻柱アかぶりかかれて、フガフガ言って」(出典:人情本・由佳里の梅(1830)初)
    2. しきりににおいをかぐさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「紫宸殿を初として御所内(うち)を残らずフガフガ嗅いだが」(出典落語出世の鼻(1892)〈禽語楼小さん〉)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 [ 一 ]に同じ。
    1. [初出の実例]「イヤ目がそろそろ見へぬ。鼻も落ち下地かして、今朝よりは一倍ふがふがじゃ」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)三)

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