ぶるん(読み)ブルン

デジタル大辞泉 「ぶるん」の意味・読み・例文・類語

ぶるん

[副]勢いよく振り動かすさま。強くふるえたり動いたりするさま。
「―と両腕を大きく振って、雨中、矢の如く走り出た」〈太宰・走れメロス

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぶるん」の意味・読み・例文・類語

ぶるん

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① =ぶるり
防雪林(1928)〈小林多喜二〉一「身体が瞬間ブルンと顫はさった」
② =ぶるり
※今年竹(1919‐27)〈里見弴〉かも「その顔を、ブルンと掌の平で撫でて」
③ 大きく振り動かすさまを表わす語。
※走れメロス(1940)〈太宰治〉「さて、メロスは、ぶるんと両腕を大きく振って、雨中、矢の如く走り出た」

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