ぺら(読み)ペラ

デジタル大辞泉 「ぺら」の意味・読み・例文・類語

ぺら

折ったりとじたりしない1枚のままの印刷物。ぺらいち。「ぺらのちらし」
《「半ぺら」の略》200字詰めの原稿用紙。「ぺら八枚
紙幣
「―だにあれば四海みな、同朋町の芸者まち」〈逍遥当世書生気質

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぺら」の意味・読み・例文・類語

ぺら

〘名〙
① (「半ぺら」の略) 二〇〇字詰の原稿用紙を呼ぶ俗称。
※夢声戦争日記〈徳川夢声〉昭和一七年(1942)一月一六日「博浪沙の原稿『弁当彌栄』を書く。ペラ十二枚也」
② 折りたたまれていない紙、または印刷物。
③ 紙幣。さつ。さつびら。
※当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙一八「ペラだにあれば四海みな、同朋町の芸者巷(まち)

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