まろうど神(読み)まろうどがみ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「まろうど神」の意味・わかりやすい解説

まろうど神
まろうどがみ

客神ともいい,客人神とも書く。本位の神に対して客位の神をいう。ほかから新たに迎えられてやってきた神や,また外国から渡ってきた蕃神をさすこともある。通常社殿の中の一隅に祀られている。日本の民俗神は,勢力のある神のもとにさまざまな神が集ることを喜ぶ傾向があり,外からの神を従属的な形で受入れた。

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