まわし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「まわし」の意味・わかりやすい解説

まわし

相撲競技において,前部を覆って腰に巻き,腰,腹を固めて力帯 (ちからおび) とする用具。締め込み,褌 (みつ) ともいう。絹繻子 (しゅす) 製で十両以上の力士が着ける取りまわしと,雲斎木綿 (うんさいもめん) または帆木綿製で幕下の力士が着ける稽古まわしの2種類がある。稽古まわしは十両以上の力士でも稽古のときに用いる。また土俵入り専用の化粧まわしもある。長さは普通 10m前後で,これを腰に5~6重に巻き,前部にさがりを着ける。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のまわしの言及

【ふんどし(褌)】より

…ニューギニアでは女も締めている地方がある。アマゾン流域の原住民の中には,樹皮をちょうど相撲取りのまわしのように,分厚くぐるぐる巻きにした異様に大きなふんどしをしている種族がいる。性器を誇張するとともに,敵を脅かすという意味あいも含まれるようだ。…

※「まわし」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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