むく起(読み)むくおき

精選版 日本国語大辞典 「むく起」の意味・読み・例文・類語

むく‐おき【むく起】

〘名〙
① 床ばなれよく、むっくりと起きること。
※俳諧・独吟一日千句(1675)第六「二人なからむく起をして立わかれ 文を落して恥をさらすな」
② むっくり起きるとそのまま。
※俳諧・曠野(1689)員外「むく起に物いひつけて亦眠り〈野水〉 門を過行茄子よびこむ〈荷兮〉」
③ きわめてたやすくできること。
洒落本辰巳婦言(1798)四つ明の部「こいらァちょっくりむくおきのうがちだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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