むぐつかせる

精選版 日本国語大辞典 「むぐつかせる」の意味・読み・例文・類語

むぐ‐つか・せる

〘他サ下一〙 むぐつか・す 〘他サ下二〙 (「むくつかせる」とも)
① 口をあけないで、ものをかんだり、ものを言おうとして、口をしきりに動かしたりする。また、言うともなく、あいまいにものを言う。
洒落本・五臓眼(1789‐1801)船頭の癖「めしをくふときはうのみにして口をむぐつかせながら」
海底軍艦(1900)〈押川春浪一八「『ああ。明朝まで待つのですか』と武村兵曹は口をむくつかせたが」
② 手などをうごめかす。
※洒落本・契国策(1776)南方「きゃう太ふところをむぐつかせて金子百疋づつやりける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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