むず折れ(読み)ムズオレ

デジタル大辞泉 「むず折れ」の意味・読み・例文・類語

むず‐おれ〔‐をれ〕【むず折れ】

急に気分が変わること。
大口舌の事は忘れて、―がして女郎なす物でござる」〈浮・禁短気・五〉

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精選版 日本国語大辞典 「むず折れ」の意味・読み・例文・類語

むず‐おれ‥をれ【むず折】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 力を加えないで折れること。たやすく折れること。
    1. [初出の実例]「つよき木はむすおれ やなぎは風にしなふ」(出典:俳諧・毛吹草(1638)二)
  3. 気分が急に変わること。急に気落ちなどすること。
    1. [初出の実例]「大口舌の事は忘れて、むずおれがして女郎をいなす物でござる」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)五)

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